京都観光 おすすめ寺院 日蓮宗 左京区・中京区・山科区・右京区・伏見区

●松ヶ崎大黒天 (妙円寺 )(左京区松ヶ崎東町) 本尊=久遠実成本釈迦牟尼仏 山号=松崎山 1616年立本寺第十二世本覚院日英が京都の鬼門にあたる場所に建立しました。大黒天は幸福を招く神として信仰されていて、都七福神参りのひとつです。五山の送り火の「法」の真下に位置します。

●妙満寺 (左京区岩倉幡枝町) 本尊=十界曼荼羅 山号=妙塔山 1389年日什が六条坊門室町に開創。1532年後奈良天皇の勅願所となりました。1968年現在地に移転しました。案珍・清姫ゆかりの紀州道成寺の釣鐘が伝わり、5月の大法要に併せて鐘供養が行われます。松永貞徳作の「雪の庭」は洛中雪月花三名園のひとつに数えられています。

●本能寺 (中京区寺町御池下下本能寺前町)本尊=十界曼荼羅 前身は、開山の日隆が1415年に創建した本応寺です。伝藤原行成筆書巻「本能寺切」(国宝)は鳳凰文の雲母刷りのある四枚の唐紙に小野篁・菅原道真・紀長谷雄の文書を行成が記したとされています。境内には織田信長の供養塔があります。

●本圀寺 (山科区御陵大岩)本尊=十界曼荼羅 山号=大光山 1253年に日蓮が鎌倉松葉ケ谷に小庵を構えたことが起源とのことです。1345年に京都に移り、光明天皇より綸旨を賜りました。綸旨を賜った日静は上杉家出身で足利尊氏の叔父にあたり、朝廷と幕府の加護を受け興隆し六条門流と称されました。豊臣秀吉の姉である村雲日秀尼が得度したことでも知られています。熱心な法華信者であった加藤清正との縁も深く、徳川光圀も護持に尽力しました。

●常寂光寺 (右京区嵯峨小倉山小倉町) 本尊=十界大曼荼羅 山号=小倉山 16世紀末に本圀寺十六世日真が隠遁したことに由来します。藤原定家の「忍ばれむ物ともなしに小倉山軒端の松ぞなれてひさしき」にちなみ軒端寺とも呼ばれています。

●宝塔寺 (伏見区深草宝塔寺山町) 本尊=釈迦如来、十界曼荼羅 山号=深草山 藤原基経が極楽寺を開創したことに由来します。1307年住持の良桂が日像に帰依して日蓮宗に改めました。1341年日像没後、廟所として鶴林院と改称。応仁・文明の乱で荒廃した後日銀によって復興され宝塔寺と改められました。本堂は1608年の建築。京都の日蓮宗本堂では最古の遺構です。
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